藍々 碧

メルマガ話


恋台詞で10題 U


恋台詞で10題 U

01.さよならほど辛い別れは無いよ。
02.どんなに頭が良くても君だけは解けないんだ。
03.笑っても泣いても怒っていても、どれも大好きな君。
04.今日よりも素敵な明日を2人で作ろう。
05.もう、君の手が冷たいんだ・・・。
06.奇跡は一緒に起こすもの!
07.たった一度の幸せのために、どれだけ泣いただろう。
08.生きてる限り、必ず2人の思い出は増えていくよ。
09.あなたと一緒なら、どこへ行っても幸せ。
10.お互いに伝えたい思いはいつも同じ。

08.生きてる限り、必ず2人の思い出は増えていくよ。

もう、自分が解らなくなって、何でなんだろう?
…って思うことっていっぱいあると思うんだ。

結が、癇癪を起こすのをみたのは、このときが初めてだった。

「そんなに非常識な人間なわけ?!」
「結…、俺、全然気にしてねぇし、そんな怒んなって。」

「ダメだよ、剣十、ここで下がったら一生そういう目で見てくる。」

「頭がお堅いんですね。まだお若いのに。あはは。」

結が、実母と不仲なのは、なんとなく解ってはいたんだけど。

「もう、ヤダ。嫌な思いばっかり要らない!」
「何言ってんだよ…。」

「嫌ならやめればいいじゃないの。」

そう言い捨てて喫茶店を出たあの人は、
本当に結の母親なんだろうか。

「もぉ…嫌だ…。」

「生きてる限り、必ず2人の思い出は増えていくよ。
 それは、嫌な思い出ばかりじゃない。…きっと。ううん、絶対。」
「…そう、思う?」
「うん。きっと、そうなる。当たり前じゃん。」

だって、今こんな風にお互いの感情をぶつけ合った事だって、
一つの思い出なんだ。

「一緒に生きていこう。俺、結の横に居るよ。」

高校生のちっぽけな願いだろうと、思うかもしれない。
けど、それが今の俺に出来る最大限の事だと思った。

結は、少しはにかんで、

「ありがとう」 と言った。


BackMenuNext


ヰ流部屋 藍々部屋 妃咲部屋

≪back≪