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08.その想いに気付いたときは遅かった。
近くの駅で待ち合わせしてた。 そこに来た君はキラキラしてる様に思った。
「可愛い服も着るんだなー。」
そんな風に言ったけど、本当はめちゃくちゃ可愛いと思ってた。
「お前もなぁー。」 「お前もって、俺のどこが可愛いんだよ。」 「格好いいって事だよ。」 「・・・・!」
何で真顔でそんな言葉を言ってくれるかな…。
お陰で顔がにやけるじゃん。
友だちとしての仲だと自分に言い聞かせてた。 でも、やっぱり違うんだよな。
ヤバイ。これ以上お前に近づいたら、 俺、お前の事好きんなっちまうよ。
少し先を歩く君の背中を見て、思ったけど。
その想いに気付いたときは遅かった。
「だって、俺、お前の事もう好きだ。」
その声は、君には聞こえないかもしれないけど…。 君がもう少し俺の近くを歩くようになるまで、
俺は友だちでいるよ。
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