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01.君と出会った事は偶然じゃないと思いたいんだ。
いつもの通学路の途中に出来た喫茶店は、
この街の一角で不思議な感じを放っていた。
それは、普通だけど、普通じゃない、
何か。
「おはよう。」
「お、おはよう。」
「今日も相変わらず早いんだね。」
「そういうお前もじゃん。今日は店、休みだろ?」
「うん。休み。よくご存知で。」
「当たり前じゃん。毎朝通るんだぜ?いい加減覚えるだろ。」
喫茶店の看板娘と通う通学路。
転校生の彼女は
今までとは、違う、
普通であって、普通でない、
何かを感じていた。
「そこの、格好いいおにーさん♪」
「よ、よう。おにーさんって、同い年じゃん。」
「また会ったね。偶然だね。まさか、ストーカー?ははは」
「バカ言え。」
君と出会った事は偶然じゃないと思いたいんだ。
これから始まるラブストーリーの幕開けに。
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