藍々 碧

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恋台詞で10題 T


恋台詞で10題 T

01.君と出会った事は偶然じゃないと思いたいんだ。
02.いつかの出会いより、今の出会いを大切にしたい。
03.今日できることは今日やろう。
04.君を失うよりも悲しいことは無いよ。
05.夢を語ったのは何年前のことだろう。
06.嘘つきなのは全て君のため。
07.明日の楽しみは君に会うことなんだ。
08.その想いに気付いたときは遅かった。
09.気持ちに嘘をついてまでの訳があるんだ。
10.疲れを感じたら一緒の幸せは来ないよ。

05.夢を語ったのは何年前のことだろう。

「受験はまだ先だとか思ってるだろうが、
 月日なんてものは、すぐ経って、慌ててる間に受験日がやってくる、
 なんて事がよくある。」

また始まったよ…。
先生のお得意の受験危機意識論。

このクラスになってから何度目だろう。

覚えそうな程聞かされた弁論を聞かず、窓の外を眺める。

「じゃ、来週までに用紙に記入してくるように。」

いつの間にか机の上にあるプリントには、
“進路調査”と書かれてあった。


「進路か…。」


まるで他人のことの様な感覚

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「ねぇ、今日進路調査の紙貰った?」
「ん?ああ。貰ったけど?」
「何て書くのー?やっぱ進学?」
「…お前は?」

「私…?・・どうすんだろうね…。」
「まるで他人事だな。」

「そうだね、自分ではどうにもならないし。」

親の事情なのかな、なんて勝手に思った。


「だから、参考にするから!教えて?♪」
「えええ?俺?俺は何も…」

ふと思った。

夢を語ったのは何年前のことだろう。
中学生の頃は、現実味のない夢を語ってた。

今となっては大それた夢を語れる程の過信はない。



「悩んでんでしょ。自分の道を。」
「…そりゃ、誰だって悩むだろ。」
「まぁ、そうだけど。口に出して整理してみたらー?私の前で♪」
「お前なぁ〜…。」


半ば呆れながらも、そう言われて、ちょっと話してもいいかな、
そんな思いにさせたお前は、やっぱ凄いわ。

「…まぁ、もうちょっとしたらな。」
「はいはーい♪」


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