藍々 碧

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恋台詞で10題 T


恋台詞で10題 T

01.君と出会った事は偶然じゃないと思いたいんだ。
02.いつかの出会いより、今の出会いを大切にしたい。
03.今日できることは今日やろう。
04.君を失うよりも悲しいことは無いよ。
05.夢を語ったのは何年前のことだろう。
06.嘘つきなのは全て君のため。
07.明日の楽しみは君に会うことなんだ。
08.その想いに気付いたときは遅かった。
09.気持ちに嘘をついてまでの訳があるんだ。
10.疲れを感じたら一緒の幸せは来ないよ。

02.いつかの出会いより、今の出会いを大切にしたい。

人には、言いたくない事って、あるもんでしょ?
彼女の場合、どうやら“母親”の事らしい。

いつだったか、たまたま親の話になったことがあった。

「ねえ、今日店寄って行かない?」
「え?俺そんなに金持ってねぇーし…。」
「やだなぁー、私、そんなにケチに見えます?♪」
「うーん…。」

「悩まないでよ。これでも、店の経理関係任されてんだから。」
「親がしてねぇのかよ。」
「だって、父さんは店長だしー。」
「母親は?」

「…って事で、今日来てねー、じゃ放課後ね〜!」
「・・・?おう。」


その日、喫茶店に行くと、
店内には1人の女性と店長が話をしていた。


「…あれ、母親。」

ボソッと、まるで他人事の様に話す彼女。
何かあるんだろう、と俺にも解った。


ふと、母親と目が合って、なんとなくペコ、と頭を下げた。
でも、その人は何もせず、ただ俺達を見比べて、
フッとバカにした様に笑っただけだった。


「失礼な女。ゴメンね。気分悪くした?」
「ん?大丈夫。母親と話さねぇーの?」

「話なんて、したくもない。
 ゴメンね、3人じゃ気まずいから、今日誘った。」

「なんだ、そういう事?いいよ、別に。」



それから、俺達の距離はより、近くなっていった。

いつか、彼女の母親に出会った事よりも。
今の出会い。

それは、気持ちと気持ちがぶつかり合った…
いや、重なり合って出会った感じ。

今の出会いを大切にしたい。


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