藍々 碧

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恋台詞で10題 V


恋台詞で10題 V

01.今日、言いたいことがあるんだ!
02.ゴメン、笑顔はまずい。
03.分かってくれるって思ってたのにな。
04.明日あいてる?
05.理解してくれなくったっていいんだよ!
06.どれだけ好きか、教えてあげる。
07.いつだって、不安、不安、不安。
08.約束してくれますか?
09.何度裏切れば気が済む?
10.すきすきだいすき。

01.今日、言いたいことがあるんだ!

「結…、言いたいことがあるんだ。」
「ごめん、剣十…、今日はちょっと急いでるから、、」
「今日…、今日、言いたいことがあるんだ!」

なんでそんな風に言ったのか、自分でもちょっと驚きだった。

別に、今日じゃなくても、急いでるって言ってるんだ。
明日でも良かった筈だったんだ。

けど。

「今日なの?」
「…おう。」

「何?」

「…今日も、明日も、俺はお前の事が好きだから。」

「それって、昼の事気にしてる?」
「そういう訳じゃないけど、言っとこうと思って。」


昼休み、俺は同じクラスの女子に呼び出されて、
告白された。

勿論、結がいるからって断ったら、
その女、イキナリ結の元へ駆けてって…

「この女のどこが好きなのか教えてくれなきゃ納得できない!」

なんて言って。

「今日もこの女が好き?昨日は好きだったかもしれないよ?
 でも、今日は?もう好きじゃないんじゃない?ねぇ、私を見てよ…!」

事の成りをしらない結は唖然としてて。
勿論、俺も訳解んなかったけど。

「バカじゃないの。」 って結はその場を去ってったんだ。


それから、なんとなく話す機会がなくて放課後になった。

別に俺の結への気持ちがどーのこーのなった訳じゃないし、
結もたぶん同じだ。

「…。」
「あの…、」

「私もだよ。」
「え、」


「私も、明日も、明後日も、きっと、きっとずっと。好き。」

結は、急ぐから先帰るね、と言って走ってった。
赤く染めた頬を、夕日の明るさに隠しながら。


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