藍々 碧

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恋台詞で10題 V


恋台詞で10題 V

01.今日、言いたいことがあるんだ!
02.ゴメン、笑顔はまずい。
03.分かってくれるって思ってたのにな。
04.明日あいてる?
05.理解してくれなくったっていいんだよ!
06.どれだけ好きか、教えてあげる。
07.いつだって、不安、不安、不安。
08.約束してくれますか?
09.何度裏切れば気が済む?
10.すきすきだいすき。

02.ゴメン、笑顔はまずい。

言わば、俺はごく普通の、それはそれは一般的な。
身長も運動神経も平均的で。

でも、結に対するこの気持ちは、
そこら辺の男子以上に熱い想いを抱いてるわけで…。

そして、一般的な男子と同じように。
嫉妬心も持ち合わせているわけで…。


結のクラスに行くと、結は隣の席の男と楽しそうに話していた。


「おーい、戸川〜小石がお呼びですよ〜」

ドアの近くに座っていた男子が結を呼んだけど。

「やっぱいいわ。」

俺はそう言ってその場を去った。

後ろから「喧嘩か?!」なんて野次が聞こえたけど。
ガン無視した。



スタスタと自分の教室に戻っていると。

「剣十ッ!」

結がそう呼んだ。


俺は、なるべく冷静に。
悟られないように。振り返った。

「…なに?」
「何か用事だった?」

でも、そんな冷静になれるほど、俺は大人じゃなくて。

「別に。特に無い。だから、
 クラスの男子と仲良く喋って来いよ。」

気付いたら、そう言ってた。

結は、驚いた顔して言った。
「ヤキモチ焼かせちゃった?」
「うるせ。」
「ゴメンネ?」

小首を傾げてそう言うもんだから。

「ゴメン、笑顔はまずい。」
「え?」
「他のやつにその笑顔向けんな。」

なんて言って。

「へへっ、はーい♪」
「…約束だからな。」
「剣十だけね♪」



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