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05.空の果て
望んでいた事。
私の願い。
それが叶った。
幸せだった。
いつも、見つめていただけの彼が、私と手をつないで
私と笑って横にいるなんて…。
「絵完成した?」
「・・まだ。」
「えー。あれから何日経ってると思ってんのぉー?」
「だ…だって…。」
「文化祭、で発表するんだろ?作品。」
「し…しない。」
「え?!」
彼に、彼を描いた絵を見られるなんて…。
そんな恥ずかしい事できるわけが無かった。
「しないの?!」
「そ…そのつもり…。」
「えー、勿体無い!あんなに綺麗に描けてたじゃん!」
「…見たの!?」
「ゲッ」
隠そうとしてたのに、見られてたなんて…。
「でも、本当に出さないの?」
「・・・見られるのが恥ずかしいから出さない!って思ったのにぃ」
「俺に?」
「うん。」
「あはははは!」
「なんで笑うのよーっ!」
「かわいいな。」
「なっ/////」
そんな会話が出来るなんて…
私は幸せだ。
この恋を永遠に。
そして
君と空の果てまで…
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