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彼女を追い出そうと小人達が置いてた毒リンゴ…。
「ま、いっか♪食べちゃえ。」---ガリッ
「ううううっ!!!!!」
02.サンタクロースになった日
リンゴを口にした途端、体中に激痛が走りました。 すると、みるみるうちに…
手にはしわがそして黒かった髪も真っ白に。 そしてヒゲが生え、体が太く大きくなりました。
そう。 彼女はサンタクロースになってしまったのです。
「な・・なにこれ・・?!」
そう言った途端、
「はははははは!じじいになった!じじいになった!」
小人達が現れ、彼女を笑ったのです。
「これ、貴方達が…?!」 「そうだよ。いつまでも、偉そうに家に居られたら溜まったもんじゃない。」 「そ…そんなっ!」
信じていた小人達に裏切られ彼女、いえサンタクロースは 森へと逃げていきました。
「最悪だよ…」
サンタは走りました。 いつもより、大きな体をゆさゆさと揺らしながら…。
「はぁはぁはぁ、、しんどい!何、この体!」
すると、そこに角の生えた動物が8匹群れで現れました。
「食べないで!!!」
すると、その動物は言いました。
「いやいや、食べないですよ。疲れてるようだから…」 「え?」 「目的地までお送りしましょうか?」 「あ、ありがとう!でも、私はこんなに大きな体だから…。」 「心配には及びません!ほら、あれに乗ればいいのです!」
その動物の指した方を見ると、湖に小いさな船が一隻浮かんでいました。
「・・・船ですが。。」 「あれに、乗れば引っ張ってあげますよ!」 「・・引っ張る・・んですか… 「大丈夫!私達トナカイに不可能はないですよ!」
大きな不安を残しつつ、サンタは船に乗り引っ張ってもらいました。
-----ずりっ、、ずりっ、、
サンタを乗せた船は予想以上に重く、鈍い音がしていました。 それもその筈。船には白い大きな袋がいつの間にか乗っていたのです。
「なんだこれ?」
袋を開くと金色の粉が舞いました。 そして、その金色の粉はトナカイにかかり、突然空を飛んだのです。
「と・・飛んでますけど!!!!!!!トナカイさん!」 「私達も意味が解りません!!とにかく、走り続けますね。」
サンタがもう一度袋を覗くとそこにはいくつものプレゼントの箱。 そしてメモが入っていました。
-----クリスちゃん3番地赤い屋根の家・2階の左奥の部屋
くまのぬいぐるみ -----トムくん7番地瓦屋根の家・1階の玄関横の部屋
機関銃…のおもちゃ -----サラちゃん5番地みどりの屋根の家・2階の手前の部屋
赤い口紅
-----サリーちゃん…
と、一つ一つの箱にメモが張ってあり、 届ける、というような感じでした。
特に目的も用事もないサンタはそれを届ける事にしました。
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