[A Mermeid Princess Tragic]
[03]
ルイはそれからジャンク王子の城に行き、暫くの間一緒に住まう事になりました。
そして、お互いがお互いを好きになっていきました。
それを海底でよく思っていない人が居ました。
そう、魔女のセナガでした。
「くそ・・あのバカ娘め・・・。あんなに格好いい王子と…。」
そしてセナガはジャンク王子をルイから奪う作戦を思いつくのです。
「私は偉大な魔女よ。この魔法で・・・フフフ。」
セナガは自分の魔法で誰もが羨む様な美人になり、そしてルイの美しい声を自分のものにしました。
その頃…何も知らないルイとジャンク王子は…
「ルイちゃん、散歩でもしようか。」
「…(うんっ!)」
二人が浜辺を歩いていると、聞き覚えのある声が聞こえて気ました。
「ラララララ〜…」
そうです。美女に変身したセナガでした。
「この声は…!!!あの時の…!」
「・・・!(私の声!!!)」
「お嬢さん、お嬢さんは前に私を助けてくれましたよね?」
「え?もしかして、あの時の王子様?」
セナガはまんまとジャンクの王子を騙したのです。
そして、ジャンク王子はセナガとの婚約を決めてしまったのです。
今まで心惹かれていたルイの事も忘れて…。
明日はとうとう二人の結婚式…。その時、リドが現れたのです。。
「ルイ…大丈夫??」
「・・・(もう仕方ないの…あの魔女のせいで…)」
「ルイ…この短剣で王子を殺せばいいよ。…そしたら、貴方は死ぬ事はない…」
「…(そんな…愛したジャンク王子を殺すなんて…)」
「でも、貴方はセナガとの契約で、
一週間以内に好きな人と結ばれなかったら泡になって消えてしまうんだよ?」
「・・・(え?!そんなの聞いてないわ!!)」
「…セナガとの契約書にキチンと目を通してなかったんでしょ…。」
「…(…)」
「とにかく、今夜中にこの短剣で王子を殺して!!」
自分で選ぶ事ができます。 ○そんな事できない・・・!
