[A Mermeid Princess Tragic] [05B]
―――――――――――朝日
いつものように。
何も変わらぬ波音が流れる。
一人の女が消えた日も。
幾年変わらず海は奏でる。
一人の男が海を眺める。 まだ日が昇って間もない頃。
一人の女がベッドで目覚める。 (馬鹿な娘。せっかく面白いモノが見れると期待してたのに…) 信じられるのは己だけ。 契約という名の鎖につながないと誰でも裏切る。 足を与えた女は消えた。 契約者のいない契約はなされない。
男の元に女はいない。
□次へ □前へ □TOPへ戻る