幼い頃、何か忘れてる気がしていた。
でもその事を思い出そうとすると、すごく悲しい気持ちになった。
悲しい…。
そして淋しい…。
気づけば涙が溢れてくる。
誰か助けて…!!!
いつも大好きなおばあちゃんのところへかけていく。
決まっておばあちゃんはこう言った。
「美緒は一人じゃないから大丈夫だよ。」
この言葉を聞くと不思議と悲しみは消えていった。
大好きなおばあちゃん。
あなたがいなくなるなんて考えた事もなかった。
あなたはいつも笑顔でした。
「また会える?」
「いつでも会えるよ。おばあちゃんは美緒が大好きだから。美緒は一人じゃないよ。」
最後の別れですら笑顔でした。
「いつ会えるの?」
母に何度も聞きました。
「おばあちゃんはね、実季ちゃんのところに行ったのよ。」
実季は私の妹。
お空の上にいるんだって。
決して会えない場所…。
会った事もない妹の存在を聞いた衝撃よりも、
大好きなおばあちゃんと二度と会えない事実が頭を真っ白にしました。
月日は経ち、高校生になった私はおばあちゃんの事も思い出さずに暮らしていました。
朝起きて学校へ行く。
単調な毎日。
ただ今日は違った。
¨忘れてるよ¨
え…何を???
あ、教科書忘れてた。
今日あたる日なのに…!!
あれ?今の誰?? |