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05.気が利かない奴だな。
友人に誘われて、仕方なく来た合コン。
…やっぱり、無理にでも断ればよかったと、今になって後悔する。
「何か、飲み物要りますか?」
1人の女が話しかけてきた。
「・・・ビール。」
「はい。あ、食べるもの、足りてます?」
そんな“気使いの出来る女”を演じる彼女に
ウザさを感じながらも、
別に楽しんだ雰囲気を壊す必要もないから、何も言わなかった。。
普段の俺だったら、文句言ってたな。
時間も経ち、合コンも2次会に進むみたいだ。
「ゴメ、俺、明日早いから、帰るわ。」
俺はそう友人に告げ、その場を去る。
---コッコッコッ
ふと、自分の後に響くヒールの音に気付く。
「?」
不思議に思い、振り返ると、
先ほどの女が後について来ていた。
「あ、お疲れ様です。」
「・・・何してんの。」
「私、貴方が2次会行かないなら、帰るつもりだったんです。」
ヘヘヘッ、と“可愛く”笑う女をまた、少しウザく思った。
「・・・」
「迷惑、、でしたか?」
「・・別に。」
「この後、もう、帰っちゃうんですか?」
この女は俺に何を期待してると言うのだろうか。
「そのつもり、だけど。」
「ちょっと、一緒にお話しませんか?」
その一言で、ウザい、と思う気持ちが弾けた。
「気が利かない奴だな。」
「え?…な…」
「あいつらの前では、その、態度で通用するかもしれないけど。」
「ど、どういう…」
「俺が、ウザがってんのが、解んねぇのかっての。」
俺はそう言って、女を置いて、その場を去った。
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