藍々 碧

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Sっ気10title T


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01.見れば見るほど笑っちゃうね。
02.そんなモンだったんだ?
03.へぇ、凄い凄い。
04.これくらい察しろよ!!
05.気が利かない奴だな。
06.もう飽きた。
07.泣けるもんなら泣いてみろよ!
08.別に聞いてあげても構わないけど?
09.痛いの?辛いの?止めたいの?嘘、好きなくせに。
10.これが最後だと思うなよ?

05.気が利かないだな。

友人に誘われて、仕方なく来た合コン。
…やっぱり、無理にでも断ればよかったと、今になって後悔する。

「何か、飲み物要りますか?」

1人の女が話しかけてきた。

「・・・ビール。」
「はい。あ、食べるもの、足りてます?」

そんな“気使いの出来る女”を演じる彼女に
ウザさを感じながらも、
別に楽しんだ雰囲気を壊す必要もないから、何も言わなかった。。

普段の俺だったら、文句言ってたな。

時間も経ち、合コンも2次会に進むみたいだ。

「ゴメ、俺、明日早いから、帰るわ。」

俺はそう友人に告げ、その場を去る。

---コッコッコッ

ふと、自分の後に響くヒールの音に気付く。

「?」

不思議に思い、振り返ると、
先ほどの女が後について来ていた。

「あ、お疲れ様です。」
「・・・何してんの。」
「私、貴方が2次会行かないなら、帰るつもりだったんです。」

ヘヘヘッ、と“可愛く”笑う女をまた、少しウザく思った。

「・・・」
「迷惑、、でしたか?」
「・・別に。」
「この後、もう、帰っちゃうんですか?」

この女は俺に何を期待してると言うのだろうか。

「そのつもり、だけど。」

「ちょっと、一緒にお話しませんか?」

その一言で、ウザい、と思う気持ちが弾けた。

「気が利かない奴だな。」
「え?…な…」
「あいつらの前では、その、態度で通用するかもしれないけど。」
「ど、どういう…」

「俺が、ウザがってんのが、解んねぇのかっての。」

俺はそう言って、女を置いて、その場を去った。


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