[Sprit×Drug−精神安定剤−]
[07ABA]


崇から奪い口の中に…入れた。

「やっぱりこの感覚は忘れられないね!!!」
「だよなぁ〜!☆」
「うん、辞められない!」

「俺、空でも飛べるんじゃねぇ?」
「屋根上っちゃう?!」

「崇、高いなぁ!!」
「おう、翔飛べるんじゃね?」
「飛べるかもな!!」

そう言って崇は俺の背中を押した。

------ドンッ---




次に俺が目を覚ましたのは家の近くの大学病院のベッドの上だった。

「いっつ…」

目を覚ました俺の横に立っていたのは崇と姫だった。
二人は俺が目覚めたのを知らず話している様だった。

「…本当に有り得ないよね。」
「ゴメン…。」
「なんで翔くんにこんな事するの?」
「いや、つい…背中を押しちまったんだよ・・・。」
「つい、で許される問題じゃないじゃない!」
「ゴメン…な?許してよ。瑞姫…」

瑞姫…?あれは姫じゃないのか?

そして、崇がそう言った瞬間“瑞姫”と崇は口付けていた。

「ん…っ。」
「な?瑞姫…。許して?」
「…もぉ仕方ないなぁ…」
「でも、教授の研究は順調に進んでるんだろ?」
「勿論☆翔くんのおかげでね〜☆」

意味が解らなかった。
崇が姫に似た“瑞姫”という人間と口付けていた事も。
そして、教授の研究ってのは何なんだ?俺はその“研究”に覚えがなかった。
自分が参加した記憶も勿論なかった。

「ん…?」

どうやら、いつの間にか寝てしまった様子だった。

「もう、夜なの…か。」

--------------コンッコンッ

「…?はい?」
「望月さん、お薬の時間ですよ」
「何だ、看護婦さんか…。」
「何?可愛い彼女でも入ってくると思った?」

看護婦さんはそう言いながら、俺に点滴?を注射した。

「いや、怖い看護婦長さんでも来るのかと思ったから綺麗なお姉さんで良かったよ。」
「あはは、何を言ってるの?そんな事言ってもなにも…」
「はは、解ってるよ…って何?!」

看護婦さんが突然俺の上にまたがった。

「え?!何してんの?!」
「褒めてくれたから、特別にお薬、飲ませてあげる。」
「大丈夫!俺自分で飲めるから!」
「はい、あーんして?あーん。」


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