[No Distance小説大会 Vol.02]
監督&原案 : 鳳 ヰ流
原案&著者 : 藍々 碧
出演    : 千 妃咲

[ 7話] >>Detective!!


やっぱり、犯人の検討はつかない。

次は、やはり、被害者だと言っても過言でない
千 妃咲を呼び出した。

彼女がもしも、犯人であった場合。

私の僅かながらの探偵生命は、もうなくなるだろう。

彼女が犯人である可能性は…、
皆無であると思っているからだ。

「…あの、探偵さん、何ですか?こんな場所に呼び出して。」

「いや、申し訳ない。そもそも、犯人を捜そうとしていたことが間違いだった。私はそう考えたのだ。」
「どういう事ですか?」

「キミが、犯人だね?」
「は?」

私は、あくまでも諭す様な言い口で彼女が犯人であるいかにも、っぽい事を言った。

「キミはあの日…。ほかの二人がケーキを持ってくることを予感していた。だから、事前に用意していたんだ。」
「いえ、全然予想していませんでした!それに、何を用意していたって言うんですか。」
「食べかすの入ったケーキの空箱だよ!」

「店員が、部屋に入ってきたその一瞬、皆の視線がケーキから離れた一瞬に、事前に用意していたケーキ箱と取替えた。」

「違うかね?!

私は、大きな声で、彼女に対して自信を持って言った。
言いながら、我ながら良いアイディアだったと思ったからだ。

「そんなの、持って歩いてる時点でバレるじゃないですか。」

どうやら彼女も犯人ではなかったようだ。



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※この物語はフィクションです。