[No Distance小説大会 Vol.02]
監督&原案 : 鳳 ヰ流
原案&著者 : 藍々 碧
出演    : 千 妃咲

[ 4話] >>Detective!!


さっそく藍々 碧に聴取をしようと思う。

私の情報によれば、藍々は鳳組の中枢位に居ると思われる。
イベントの企画や、HPの作成などを彼女が行っているようだ。

彼女であれば、易々と他の組員を騙し、
ケーキを盗む事も出来たのではないだろうか。

「藍々さん、少しお話伺っても宜しいですか?」
「?はい、何でしょうか。」

「事件当日の行動を教えていただきたいのですが…?」
「ああ、学校の最寄駅から妃咲ちゃんとずっと一緒でした。」
「と言いますと?」

「ですから、家を出て電車に乗り、
 学校の最寄り駅に着くまでは一人でしたけど、
 駅で妃咲ちゃんと合流してからカラオケ店へ行き、
 事件発生までは独りになってません。」

「それを証明出来る人は?」

「人物じゃないとダメなんですか?
 店のレシートとかならありますけど。
 防犯カメラなどにも姿写ってるんじゃないですか?
 電車の定期券に記録も残ってますし
 …証明できないのはトイレ行ってる時くらいですかね。」

なんなんだ、この女は…。

一気に話して、こちらに圧迫感を与えている。

その自己防衛とも取れる行動…怪しい

「まだ、何か?」
「千さんの行動の証明は出来ますか?」
「は?そんなの出来ません。だって、身内じゃダメなんですよね。」
「・・・。」

どうやらこの女は、

「私、推理小説とか好きなんですよねぇ。
 探偵の謎解きとか。最近読んでるのはこれです。」

そう言うと、藍々はいつの間にか本を取り出した。

「やっぱり、探偵さんだと、推理小説とかって、
 すぐ謎解けちゃうんですか??」

…私が苦手な事を知っているのではないか、と
思うほど的確に突いたその質問に私は答えられなかった


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※この物語はフィクションです。