[No Distance小説大会 Vol.01]
著者:藍々 碧
[27話]
「…・・えっと。」
「教えてくれないんですか…?それとも、口実…ですか、?」
「中村さんだよ。」
「ねぇ…忠昭…?、私、耳がなんかおかしいかも。」
「…お、俺も。」
「今ね、星崎さんが、『中村さん』が好きだって言ったように聞こえたんだけど…?」
「・・・うん、聞こえた。」
「中村さん…?同じクラスの方ですか…?」
そうだ…。
別に『中村』という苗字の人はこの学校に何人も居るじゃない…。
中村が裕香だけって限ってないんだ。
「ううん。2年の中村 裕香さん。」
「それ、本当ですか…っ?!星崎さんっ!!」
気付いたら、忠昭が星崎さんの目の前で叫んでた。
「お、尾方…?」
「ちょっと、忠昭っ!」
「川原さんも…??何やってんの?」
「そんな事じゃないんです。本当に、中村が好きなんですか…?!」
星崎さんは、突然登場した私達の反応に戸惑ってた。
けど、
「うん。本当。」
って答えた。
