[No Distance小説大会 Vol.01]
著者:藍々 碧
[25話]
その日の夜、裕香にメールしても、返事はなかった。
次の日、学校に行っても、元気な声は聞こえてこなかった。
「なぁ、友枇。中村居る?」
「…休み。」
「えええ?!休んでんの?あいつ!」
「うん、大丈夫かなぁ…思いつめたりしてないかな…。」
裕香なら、アリエナイ事しそうだ。
「放課後行くか?」
「…いいの?…ありがと。」
-----ピーンポーン
インターフォンを押して、玄関を開ける。
-----ガチャッ、
「あれ?開いてない…。」
「?いつもは開いてんの?」
「うん。大抵、家に居る時はね。」
暫く家の前で待ってたけど、帰ってくる様子はなかった。
「バイト行ってるのかも?」
「ああ、そうかも!」
「よし、行ってみよう。」
