[No Distance小説大会 Vol.01]
著者:藍々 碧
[24話]
裕香の顔が、引き攣ってる様に見えた。
「へぇ〜、どんな子なんすか?告白しないんっすか?」
「ちょ、お前気になりすぎだろ、女子かっつーの。」
「意外と、男も恋愛話が好きだったりするんですって。
あんまり表に出さないだけで…。」
そうなの…?!
「なんだそれ。」
「尾方論でっす。」
「そろそろ帰れよ。いつまでも店に居座られても困るしな。」
「厄介払いっすねー、まぁ、今日はこれで退散します。帰ろうぜ、友枇。」
「あ、そうだね…、じゃ頑張ってね、裕香…!」
大丈夫かな…裕香…、泣きそうな顔してる…。
「うん、大丈夫だよ。ありがと、友枇。」
「…うん。星崎さんも頑張ってください!」
「ありがと♪」
そして、私達は店を後にした。
「俺、地雷踏んだわー…、中村大丈夫かな…。俺、明日絶対絞め殺される…。」
「ううん、絞め殺す元気もないかも…、泣きそうな顔してた…。」
心配だよ…。
