[No Distance小説大会 Vol.01]
著者:藍々 碧
[20話]
「な、な、なんだったんだかな?」
「なんだったかんだでしょうですね???」
「え?何て??」
「いや、自分でも何を言ったのか…よく解らなかった…。」
あまりにも動揺しちゃって…。
その時、ふと見上げた空には、太陽に大きな分厚い雲がかかった。
屋上の色がさっきよりも少し暗くなったな、とそう感じた瞬間。
視界に入ってきた忠昭…
-----チュッ
「っ!!!!!!!!!」
「やられっぱなしは、性に合わないしな。…嫌だった?」
嫌だった?って、そう聞く忠昭が、何だか凄く色っぽくて、
心臓がドキドキした。
「嫌じゃない。」
気付いたら…。
-----チュッ
自分からキスしてた。
「ッ、友枇、、!?」
「好き。」
まるでこのまま2人だけの世界に、永久に居られるような、そんな錯覚。
-----キーンコーンッ…
「・・予鈴鳴っちゃったね。」
「教室戻ろっか。」
「…このまま、、一緒に…居たい。」
自分の色んな部品が外れて行く感じ。今までに口に出したこともないような台詞。
「サボる?」
「サボちゃおうかな…・・・」
「ううん、ダメダメッ、勉強は頑張らなきゃ!戻ろうか。」
「はは、そうだな。」
「・・・あ、今日…一緒に帰ろう?」
「いいよ。じゃ、教室行くから、待ってて。」
「うん。」
「じゃ、放課後ね。」
「おう。」
