[Sprit×Drug−精神安定剤−]
[06BB]
「信じられない…」
「え?」
「俺は姫の様にお前を信じられないよ…!」
「翔…なんで信じてくれねぇんだよ!」そう言って崇が立ち上がった瞬間…
「お客様、店内での揉め事はご遠慮くださいませ。」
そう言って姫が崇の手を掴んでた。
「えっ…あ…」
店内を見渡すと、崇の大声に客は皆俺たちの方を見ていた。
「すみませんでした。崇、出よ。」
「あ、ああ…」
「お、お客様…?」
「大丈夫だよ、姫。ありがとう。」そうして、俺は崇と店を出て、近くの公園に来た。
「すぐカッとなって、大声出すんは崇の悪い癖。」
「なっ!そんな事…!」
「ほら、な」
「う…」「そういえば、最近俺らあんま、こーやって喋ったりしてなかったな…。」
「元山先輩の事故があってから…俺は崇を避けてたし…な。」
「…そうだな。」
「なぁ・・・崇」「俺…お前の事信じてみようかな。」
「え…?」
「俺、やっぱお前といると楽しいわ。」
「翔…。あ、ありがとう…!」
「やめろよっ!照れるじゃんよ。」
「頑張ろうな、俺とお前と。一緒に、な。」「ああ、そうだな。」
それから俺と崇と、そして姫のドラッグとの戦いが始まった。
あの約束から2年が過ぎた…。
「翔〜…!姫ぇ〜、翔が起きないんだけど。」
「うーん…もぉ、ちょっと…」
「じゃ、崇くん。二人で!一緒に翔くんの分ご飯食べよー。」
「え?ちょっ!起きるから!待ってってば!」俺は崇と姫と同じマンション内で暮らしてる。
お互いに助け、助けられながら…。残念ながら姫とは、まだ恋人関係にはなってない。
崇がいうには、あと一息らしい…。たまに、フラッシュバックとかっていう症状が出てきて、
凄く辛くなったりする。でも、俺も、崇も、そして勿論 姫も 今は一人じゃない。
俺たちは、一人じゃない、そう思うと、自分と戦える。
これからも…ずっと…。
−前を向いて戦おう編− −END−
☆執筆後記☆
ここまで読んで頂き、有難う御座いました。
−前を向いて戦おう編−藍々の考える中では、かなり幸せなエンドです。
ドラッグ、辞めるのは簡単な事じゃないけど、
仲間や支えてくれる人が居れば、ちょっと頑張れちゃう。不思議ですよね。
Spirit×Drug−精神安定剤−には、まだ他にもエンディングが沢山あります。
他の話も是非、お読み下さいね!♪
c...藍々 碧
