[Sprit×Drug−精神安定剤−]
[06AA]


「お礼してもらおうかな。」
「何がいい?☆」
「じゃぁ…」

-------バンッ!!

その時、どうやらショウと言う名前らしい彼氏が入ってきた。

「由子!持ってきたで…!」
「ショウちゃん、ありがとぉーっ!」
「…って何やってんねんな?」
「ん?イタブってたの。」
「その割には傷が無いねんけど。」
「そんな事はどぉーでもいいのっ!」

その二人のやり取りに(特に彼女の発言)ドキドキさせながら、
彼氏の方を見ても、崇の姿は無かった。

「崇はっ・・・!?」
「あぁ?あいつは今頃、川で流れとんちゃうか?ははは!」
「川!?…もう、いいだろっ!離してくれよ!」
「仕方ないなぁーっ!ばいばぁい☆」

なんだか、あっさりと開放された俺は、近くの川に向かった。
すると崇の財布と靴が落ちていた。

「おいおい、何かマジでやばいんじゃねぇか!!どうしよう…!!」

財布と靴を拾い上げて俺は携帯で姫に電話していた。

『もしもし。翔くん?どうしたの??』
「崇が…!崇がやばいんだ!!」
『とにかく、落ち着こう?どうしたの?』

俺はパニくりつつ、姫に今の状況を説明した。

『崇くん、何処だろうね…とにかく、あたし警察に連絡してから行くから…』
「うん…姫、早く来て…」
「探しててね?!無茶しちゃダメだよ!」
「うん。」

俺は川に沿って走った。夢中で走った。

「翔くんっ!」

そう叫んだのは姫だった。

「姫…見つからないんだ…」
「…もう一度探そう?」
「うん…でも…!」
「大丈夫だから…!」

そうして日が暮れるまで探し続けたけど、結局崇は見つからなかった。

「俺が…俺が…」
「そんなに自分を責めちゃだめだよ。」

----数日後

崇は水死体で発見された。
崇の事で事情聴取を受けた俺は、薬物反応が出て逮捕された。

そして俺の刑務所生活が始まった。

−崇の死・刑務所編− −END−


☆執筆後記☆

ここまで読んで頂き、有難う御座いました。
−崇の死・刑務所編−崇が水死体で発見された時、
翔は相当ショックだっただろうな…と思います。(そりゃそうだ。)
自分の意思の弱さってものを、凄く悔やみますよね。

Spirit×Drug−精神安定剤−には、まだ他にもエンディングが沢山あります。
他の話も是非、お読み下さいね!♪

c...藍々 碧


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